物盗られ妄想の原因や事例 家族が物盗られ妄想になった場合の対応方法

おはようございます、こんにちは、こんばんは!

どうも、ロック親父です!

前に>>クリスマスに介護施設で盛り上がるレクと喜ばれるプレゼント!と言う記事を書いたときにロック親父は以前長い事介護の仕事をしていたんだよ~!って書いたと思いますが(最終役職は介護主任)、私が介護士を目指したきっかけは今はもう亡くなってしまいましたが祖父が認知症になったからです。

そして、つい最近、祖母にも物盗られ妄想の兆候が見られるようになりました。

物盗られ妄想って介護の仕事をしていない人でもたまに聞くことのある言葉かもしれませんが、今回は物盗られ妄想の原因や事例 家族が物盗られ妄想になった場合の対応方法を解説していきたいと思います!

 

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 物盗られ妄想になってしまう原因は?


物盗られ妄想とは、認知症の初期症状で起きやすい被害妄想の一つで、「何か物が盗まれた」「お金が盗まれた」「財布が盗まれた」「通帳が盗まれた」など、認知症特有の記憶障害により、自分でお金を使った事を忘れたり、閉まった場所を忘れたり、もしくは全くない事で「誰かが盗んだ」「あなたが盗んだんでしょ」などと訴える事を言います。

認知症になってしまった人の全体の15%に妄想の症状が現れるのですが、そのうちの実に75%を物盗られ妄想が占めてます。

日本では男性よりも女性に多く見られる症状でもあります。

物盗られ妄想になってしまう原因としては先ほども少し言いましたが、認知症特有の記憶障害が原因の1つ。

通常であれば、自分の探し物が見つからなかったりすると「自分が無くした」「自分がどこかに置き忘れた」と言う自覚があり、とりあえず探したりするものですが、物盗られ妄想になっている場合は「物を自分でなくした」「自分が置き忘れた」という事を記憶障害により覚えていないため、自分の探し物が無いと「誰かが盗んだ」となるようです。

それと、家庭や社会からの疎外感や不安感、喪失体験も物盗られ妄想を引き起こす原因の1つと言われています。

誰もが年齢を重ねるごとに体は衰えていくもので、若いころは一人で出来ていたこともだんだん難しくなってきます。

そこで家族に手伝って貰うわけですが、その際に「後にして!」とか「それくらい自分でやって!」などと言われると、自分が相手にされていないことに疎外感を感じたり、昔は出来ていたのに家族や周りの力を借りないと出来なくなってしまったことへの劣等感や不安感から物盗られ妄想になってしまう事もあります。

そして旦那さん、もしくは奥さん、子供などの大事な人が亡くなってしまった喪失感でも物盗られ妄想は起こる場合もあります。

もう一つの原因は過去の出来事に基づいて物盗られ妄想になる場合もあります。

これについては次の事例で実際に我が家であった事例を紹介したいと思います。

物盗られ妄想の事例

 

 

最近私の実家で実際にあった物盗られ妄想の事例を挙げると、私の祖母はちょっと耳が遠いのですが、私の父と母が普通に会話していてもそれがひそひそ話をしているように見えたのか「まだオイの悪口言ってら」「あいがだだっけオイの金ん~な勝手に使ってらったや」「おいどご家がら出すつもりだったべ、おいどじっちゃ建でだ家だ~ず」と私にコソコソと言ってくる時がありました。

このままだとわからない人もいると思うので秋田弁を標準語に直すと「また私の悪口言って、あいつらは私のお金全部勝手に使っているんだよ、きっと私の事を家から追い出すつもりなんでしょ、爺さんと私が建てた家なのに」と私に祖母が言ったわけです。

何でこのような事を私に言ったのかと言うと、私の父は根は男らしく優しいんですが悪気が無く口の悪い人で、怒っていなくても怒っているように聞こえる人なんです。(怒ってないのに怒っているような話し方は私にも遺伝しましたw)

そして私の母は鬼のようなヒステリーでキレやすく自己中心的で自分の親ですがかなり苦手な存在で、私が子どもの頃は家の台所事情などで何度も祖母と揉める事がありました。

なので、耳が遠くなった祖母は昔の出来事に基づき、「また怒ってる」「またお金の話ししている」と思い、更に自分が耳が遠くて話の輪に入って行けない、言いたくてもはっきり聞こえないから反撃できない劣等感や不安感、疎外感が積りそれらの原因がミックスされて物盗られ妄想に発展したんだと思いました。

私の実家の家族には介護経験者がいないので、父には口を酸っぱくして何度も祖母にきつく物を言わないように、母には物盗られ妄想の症状が見られても真に受けて否定しないように言っているのですが、その時はわかったわかったと言うのですが、やっぱり長い時間共に過ごした家族ですから普段通りの言葉遣いや対応になってしまっているようで、そこが物盗られ妄想について知識のある介護士がいる介護施設で起こった場合と、一般家庭で起こった場合の一番の違いであり、対応の難しさだなと痛感しました。

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物盗られ妄想の症状が家族に見られた場合の対応方法

 

 

先ほど我が家で実際に起こった物盗られ妄想の事例でお話ししたように、物盗られ妄想が介護施設にいる利用者さんに起こった場合は、物盗られ妄想について知識のあるプロの介護員達がしっかり対策を立てて対応してくれるのですが、家族の誰かが家庭内で物盗られ妄想になった場合は、家族という事もあり、自分が泥棒扱いされたりするとわかってはいるけどついついきつく言い返したりいてなかなか上手に対応できないことが多いです。

確かに泥棒扱いされたりなどを何度も繰り返すとストレスもたまるし、ショックを受けて悲しくなる事もあると思います。

そこで、物盗られ妄想の症状が家族に見られた場合の対応方法を紹介します。

 

否定せず落ち着いて話を聞く

家族に物盗られ妄想が見られた時に、一番大事で一番難しい対応が「否定しない」という事です。

物盗られ妄想の症状が見られているという事は、その時あなたやもしくは他の家族は「お前が盗んだんだろ!」と責められている事でしょう。

ですが「俺じゃない!私じゃない!何を言っているんだ!自分でどっかに置いて忘れたんでしょ!人のせいにしないで!ボケたんじゃないの?」などときつく否定すると、納得するどころか逆効果です。

そこは否定せずに落ち着いて話を聞いて、一緒に探してあげたり、見つかった場合は「良かったね」など肯定的で安堵感を与える声掛けをしましょう。

何度か物盗られ妄想が見られている場合は、無くなるものが「財布」や「通帳」などある程度パターン化されている事もあります。

そんな時はあらかじめどこに何があるのか把握しておくとスムーズに解決できて、気持ちを落ち着かせることが出来ます。

 

話題を変えてみる

家族に物盗られ妄想の症状が見られた時の対応方法として、話題を変えてみると言う対応方法があります。

これは会話のテクニックが必要になって来るのですが、物盗られ妄想は延々と続くわけでは無く、気持ちがそれたり、落ち着いたりすると物盗られ妄想は収まります。

なので、「お前が盗んだんだろ」と興奮状態でやってきたときに、ごはんの話や孫の話し、昔何処かに出かけた話などに話題を変えて気持ちをそらせることによって落ち着くことがあります。

ですが、そこで重要になってくるのがあくまでも自然に話題を変える会話のテクニックがある程度必要になると言うことです。

いきなり最初から上手くいく人は中々いないと思いますが、相手に「盗んだだろ!」と怒鳴られたりしてしまうと中々話を自然に変えるタイミングがつかめません。

そこで私が介護の現場でバリバリ働いていた時によく使っていたテクニックは相手が興奮して何か言ってきそうだなと察した瞬間に先手を打って相手の人の楽しかった昔話を「あ、そういえばさ、聞きたいことがあったんですけど○○さんが若かった時の○○した話ってどんな話だったっけ?」と言う感じで聞いて、言われる前に先に話を変えると言う方法です。

物盗られ妄想は認知症の初期に多く見られる症状ですし、今の事は忘れても昔の事は覚えています。

あなたが家族と過ごした時間の中で少なからず昔ばなしの一つや二つ聞いたことがあると思います。

その中で武勇伝でもいいし、面白い話でもいいし、孫が生まれた時の話しでもいいし、とびっきり笑顔で楽しそうに話していた話を聞いてみて下さい。

 

一旦その場から離れる

家族に物盗られ妄想の症状が見られた時に、否定をしない、話題を変えると言う対応方法が上手くいかなかった場合、あなたや他の家族に対して暴言が続いたり、または暴力行為の危険があったりする場合は一旦その場から離れるという対応方法があります。

標的になっている人がいなくなることで時間がたつと落ち着いたり、他の人が対応することによって落ち着くことがあります。

なのでやばいなと思ったらとりあえずその場から離れて様子を見ましょう。

 

介護施設を利用する

相手の物盗られ妄想に対して家族ではなにを試してももう手に負えず、毎日毎日ストレスになるようだったら、無理せず市区町村の役所に申請して要介護認定を受けて介護サービスを利用しましょう。

余りにも無理して家族で介護を続けた結果、虐待に繋がったり、介護者がケガや精神的に病んでしまったりするケースもあるので、もう家族では手に負えないと思ったら出来るだけ早めに連絡しましょう。

 

物盗られ妄想の原因や事例 家族が物盗られ妄想になった場合の対応方法のまとめ!

いかがだったでしょうか。

今回は私の祖母の物盗られ妄想の話しも織り交ぜながら物盗られ妄想の原因や、事例、家族が物盗られ妄想になった場合の対応方法を解説しましたが、私は生粋のおばあちゃん子なので、正直非常につらいです。

いつまでも元気でいてほしいと願うのですが、残念ながら命は永遠ではありませんし誰もが平等に日々老いていきます。

だれもなりたくて認知症になるわけではありませんし、好きで物盗られ妄想になっている訳でもありません。

日本は高齢者の多い国ですし、これからは認知症や物盗られ妄想についての対応の知識は介護施設に勤める介護士だけでなく、一般の家庭でも必要になってくると思うので、微力ながら力になれたらと思います。

と、いつになく真面目なロック親父でした!

 

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